まだ歩ける?それ、油断禁物!健康リスクを示す重要なキーワード
「フレイル」「サルコペニア」「ロコモティブシンドローム」という言葉を知っていますか?
これらはすべて、高齢期に注意すべき健康リスクを示す重要なキーワードです。
それぞれの違いと予防法を簡単に解説します。
■フレイルとは?
フレイルとは、「虚弱」を意味する言葉で、加齢により心身の活力が低下し、健康障害や介護が必要になるリスクが高まった状態です。
●フレイルの特徴
- 筋力の低下
- 疲れやすくなる
- 活動量の減少
- 社会的つながりの減少(外出頻度低下)
- 食欲不振や体重減少
まだ元気だけど、なんとなく身体も心も衰えてきた、そんな段階が「フレイル」です。
■サルコペニアとは?
サルコペニアは、加齢や疾患により筋肉量・筋力が低下する状態です。
ギリシャ語の「サルコ(筋肉)」「ぺニア(減少)」が語源です。
●サルコペニアのサイン
- 握力が弱くなる
- 歩くスピードが遅くなる
- 立ち上がるのに時間がかかる
サルコペニアはフレイルの一部であり、放置すると転倒や骨折につながる恐れがあります。
ロコモティブシンドロームとは?
ロコモティブシンドローム(ロコモ)は運動器の障害により移動機能が低下した状態です。
●原因となる病気
- 骨粗鬆症
- 変形性関節症
- 脊柱管狭窄症 など
立つ・歩く・階段を上るなどの日常動作が難しくなることで、要介護のリスクが高まります。
■違いと関係性
●フレイル 心身の虚弱(体力・認知・社会性) サルコペニア・ロコモティブシンドローム含む
●サルコペニア 筋肉量と筋力の低下 フレイル・ロコモの要因
●ロコモ 運動器障害による移動機能低下 サルコペニアが原因の一つ
■予防法は?
これら3つに共通する予防法は「栄養」「運動」「社会参加」です。
1、栄養
・たんぱく質(肉・魚・豆類など)をしっかり摂る
・バランスのよい食事を心がける
2、運動
・ウォーキング、スクワット、ラジオ体操などで筋力を維持
・負荷の軽い筋トレも効果的
3、社会参加
・町内会、自治会、地域のサロンに参加する
・趣味や習い事、家族・友人との交流を大切にする
■ご相談ください
フレイル・サルコペニア・ロコモティブシンドロームは、どれも早期に気づいて対策をすることで、予防や改善が可能です。
少しでも身体の衰えを感じたら、まずは毎日の生活を見直してみましょう。
元気な毎日を続けるための第一歩になるはずです。
Rehappyではそんなお悩みがある方におすすめのプログラムもご用意しております。
その他プログラムもございますのでまずはご相談ください。